一見ハードルが高そうな蒸篭ですが、いざ使ってみると実は結構手軽で便利なものです。
何より蒸籠で蒸すと食材が美味しくなる!!
これは気分の問題だけではなく笑、ちゃんと理由があります^ ^
蒸篭の中は100度を超えることがないので、食材の水分や旨みを閉じ込めつつも、余分な水分は外に出しながら、ベチャッとすることなく、ちょうど良い具合にしっとり柔らかく美味しく仕上げてくれるのです♪
私が蒸篭が欲しいと思ったきっかけは、蒸しパンを美味しく作りたいと思ったから。
蒸篭で作る蒸しパンは、余分な水分を発散してくれるからベチャッとせずふっくらふんわり♪
蒸篭の使い方
- 使う前に濡らす
蒸篭は乾いたまま使うと焦げてしまいます。
また、使い始めて間もないうちはまだ木の収縮があるので、特に中までしっかり水分を吸収するように、水に浸しておくのがベスト。 - 汚れがつかないように蒸し布等をひく
蒸し布、クッキングシート、キャベツ等の葉野菜
などを敷いて食材を入れます。
クッキングシートは蒸篭に敷いてから、蒸篭の底の隙間を利用して箸等でプスプスとさして穴をあけると、水分がたまらず美味しく蒸すことができます。
(愛用している蒸し布は最後に載せておきます) - 洗う時は洗剤を使わない
汚れが少ない時は、濡らして固く絞った布巾で汚れを拭き取るだけでOK。
水洗いするときはぬるま湯でシュロタワシなどで擦って、水気をしっかりと拭き取ります。
汚れが気になるときは洗剤を使ってもOK。木が吸収しやすいので、素早く洗いよく洗い流します。 - よく拭いて風通しの良いところで乾かす
カビやすいので、水気が残っているままにせず、乾いたタオル等で水気をしっかり吸い取ってから乾かします。
直射日光はNG。
風通しの良いところに立てかけたりぶら下げたりしてしっかり乾かします。
私は蒸篭をこう使っています
ぶら下げて収納しています
私は、蒸篭はカビないようにと、使うためのハードルを下げるため、キッチンの背面にぶら下げて見せる収納にしています。
インテリアにもなるし、わざわざ出さなくて良いので手軽に使えます。
買ったは良いけどなかなか使えていない、、、なんて方にはおすすめ♪
キッチンの窓に突っ張り棒をしてカーテンをかけているので、そこにS字フックをつけて、蒸篭をぶら下げています。
蒸篭に敷いているもの
野菜は基本的に何も敷かずに入れることが多いです。
お肉や魚を蒸す時には、下に野菜を敷くか、蒸し布またはクッキングシートを敷いて穴を開けています。
具体的には、タラなどの魚を蒸す時には、まず野菜があれば野菜。
無い時には蒸し布をできるだけ使うようにしています。
クッキングシートは最終手段。
お肉も、まずは野菜。
無い時にはクッキングシート。
(これは私の謎の感覚で、魚は蒸し布でも良いけど、お肉だと何となく蒸し布だと蒸篭に汚れがついてしまいそうという、本当に謎の感覚です。お肉でも蒸し布で大丈夫なんだと思う。笑)
蒸し布は二種類の大きさを持っています。
左側の大きいものは中にお皿を入れて蒸すときに、お皿を取り出しやすくなるので便利。
ご飯物を炊くときにも使えるかなと思っています。(炊いたことないけど笑)
(商品は最後に載せておきます)
スチームプレート(蒸し板)を使っています
蒸篭専用の、縁が広くなっているお鍋も売っていますが、私はスチームプレートを使っています。
蒸篭も焦げにくく便利です。
普通のお鍋の上に設置して、蒸篭を乗せて蒸すことができます。
割とどんなサイズの鍋にでも設置できて、穴に向かって傾斜がついているので、うまみたっぷりの蒸し汁が、下のお鍋に入りやすくなっています。
私は下のお鍋でスープを作りながら、その上で蒸篭を使って蒸すことが多いので、これは嬉しいポイント。
シュロタワシで洗っています
洗う時は、色味のつかない野菜だけの時は、固く絞ったタオルで拭くだけです。
その他は、ぬるま湯でしゅろたわしで擦って洗っています。
(しゅろたわしは、程よい柔らかさで、竹のざるを洗うのにも使っています)
(毛が抜けることも多々あるけど、作りの特性上仕方ないのかなと思っています。)
水気をよーーく拭き取り、洗いかごに立てかけて干しています。
蓋は水に濡らすと特に水気が残りやすく、拭いても向きを変えて振ると水が出てくる感じなので、あまり濡らさないようにしています。
蒸篭の種類
蒸篭の素材には主に3種類あり、強度、値段、香りの個性があります。
使い方や機能は同じです。
杉 | 竹 | 檜 |
値段は手頃 | 値段は中間 | 値段は高価 |
耐久性弱め (30分以上の加熱はNG) | 耐久性中間 (30分以上の加熱はNG) | 耐久性強い 正しく使えば一生物とも (90分程度まで加熱OK) |
木の香り | 香りは弱い 竹渋がでやすい (茶色い水) | 檜の優しい香り |
檜は高級ですが、お風呂などでも使われる素材であるように、水にも強く丈夫。
見た目もスタイリッシュで好みなので、気に入ったものを長く使いたいという思いから、私は檜を選びました。
蒸篭の使い始めにやったこと
購入した蒸篭の取り扱い説明書に従ってもらうのが1番ですが、参考までに私がしたことを載せておきます。
強度を増すため、香りを和らげるために2つのことをしました。
1、蒸篭を水にしばらく浸して乾燥させる
素材によって浸水時間も異なるようですが、
お水に30分程度つけておいてから、水分をよく拭き取り、風通しの良い室内で乾かしました。
(杉の蒸篭などはあまり長時間水に浸さない方が良いそうなので、水につける時間は短い方が良いそう。)
新しい蒸篭をすぐに使うと、木の収縮があり壊れてしまうことが稀にあるそう。
木の収縮を防ぎ強度を増すため、最初にこの作業をやると良いそうです。
2、何も入れずにから蒸しする
浸水させて乾かした後、15分程度から蒸ししました。
木の匂いが和らぎ、汚れ等が浮き出てくるとのこと。
特に目にみえる汚れは気になりませんでしたが、から蒸しした後に固く絞った布巾で全体を拭いて、使用し始めました。
愛用している蒸篭たち
インスタグラムからもたくさんの方達にお問い合わせいただいている、愛用品たちを紹介して終わります。
蒸篭は山一さんの檜の蒸篭、21cmを使用しています。
山一さんは「国産の檜」を使用していて品質がとても良いのです。
21cmは一段で、肉まんなら2個。2人分くらいの野菜などを蒸せるサイズと言われています。
なので2段持っています。
2段セットはこちら。2人までなら1段でも良いかもしれませんが、お子さんがいる家庭など、21cmなら2段がおすすめ。
小さい方の蒸し布はこちらです。
大きい方の蒸し布はこちらです。
ステンレスのスチームプレートはチェリーテラス(クリステル)さんの公式ホームページから買いました。
こちらです→☆★
楽天やアマゾンでは同じものは売っていないのですが、同様の機能のものもいくつかありました。
素材はステンレス、アルミがあるので要確認です。
蒸篭は、21cmのものを2段使っていますが、もう少し子どもたちが大きくなったら、24cmか27cmのものも欲しいなあと思っています。
レシピ本「おきらく麹ごはん」発売中♪
インスタグラムでは夜ごはん作り動画更新しています♪
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